竹中大工道具館へ

新神戸駅降りてすぐのところに、竹中大工道具館があります。
1984年に竹中工務店により神戸市中山手に建てられましたが、2014年に新神戸へ移転したそうです。
今回訪れたのは「木の国フィンランドの伝統と革新」という企画展を見に行くためでした。
2月18日まで開催されております。
1階が企画展示会場で地下1階2階が大工道具館になっています。
はじめに大工道具館の方に行きました。

鼻血が、出るかと思いました。
この竹中大工道具館、入り口の佇まいからは想像を絶する地下2階の広さ、大工道具の数々、茶室、木工室まで!
自分の目の中には今星がキラキラしているように娘には見えたはず!と想像するくらい、日々仕事の道具としてハンマーや包丁を使う私にはそれはそれは魅力的な場所でした。

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刃を研ぐのが上手いです!
まずはそこばかり見てましたが、次第に刃物のかたち、柄の形、全体のフォルムの美しさに心を奪われていったのです。
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「美しく作ったろ!」とかいう思惑が微塵も感じられない、純粋な道具は美しく感じます。
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鉋(かんな)の刃の部分です。
刃の形ですら惹かれます。

日本の大工道具の他にフランス、ドイツ、中国などの道具も展示してあります。
ですがやはり極めて美しいのは日本の道具です。
そぎ落とす、練る、と行った日本人の性格がそうさせるのでありましょうか。
私が生粋の日本人であり、生まれた時から日本の文化、風景の中で育ったため染み付いた至上主義的なものなのか。

道具の他には茶室の構造復元(原寸大)や細工なども展示してあります。
茶室は建築士である夫が心から感動しており、なかなかそこから動きませんでした。
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組子、3Dプリンターがない時代、これを手で…。
何を思いながら彫ってゆくのか思いを馳せます。

大工さんの心得で「五意達者にして昼夜怠らず」というのがあったそうです。
展示の中でキャプションに書いてあったものをそのまま書きますと、
「五意」とは「式尺のすみ金」「算合」「手仕事」「絵様」「彫物」でそのすべてに熟達していることが大工の理想とされた、そうです。
1式尺のすみ金:寸法の比例を熟知し、曲尺を駆使して複雑な納まりを図解できること。
2算合:工費や材料の積算ができること。
3手仕事:頭だけでなく手も自在に使えなければならない。
4絵様:建築彫刻の下絵を描けること。
5彫物:自ら彫刻もできること。

え?神?というくらいなんでもできる人にならねばならなかった昔は大変です。
しかしいろんなことができると視野も人脈も広がりを見せますし、これは現代の人にも(大工さんだけではなくあらゆる職種)当てはまる心得ではないかと思います。

竹中工務店さん、大学の時の構造力学の先生が竹中工務店の方でした。構造力学…さっぱりわかりませんでした、すみません!
館内は隅々までデザインされておりとても心地の良い空間になっています。
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フロア表示のフォントや大きさ、トイレ表示なども計算されております。
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道具館とは別館で休憩室というところがあったり(そこの椅子が衝撃の軽さです)、手入れされたお庭があったり、また暖かくなったら来ようと思うのでした。

本題のフィンランドの展示を見る頃には燃え尽きており、写真もないという結果になりました。
次の企画展はジブリらしいですよ!子供さんとぜひ、ですね!

2018 2.16 今朝の空が美しかった!もうすぐ春がくる!

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# by ham_chee | 2018-02-16 16:46 | Comments(0)

有元利夫展

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寒くなってきました、師走です。
8日金曜日の午後、夫は仕事で外出、子供は保育園、今しかない、大山崎山荘美術館へ有元利夫さんの作品を見にいくのだ!と思い立ち行ってきました。
引っ越した新しいお家から歩いて5分、なんて贅沢な地に引っ越してきたのかと冬の空を仰ぎました。
紅葉が本当に美しく、手入れされている方に少しの感謝などしながら美術館の古い玄関ドアを開けました。

有元利夫さん、1946年岡山県生まれの東京育ち、東京芸術大学卒業後電通に入社します。
仕事をしながら絵を描く毎日だったそうです。
34歳の時に安井賞をもらい、38歳という若さで亡くなりました。(今の私と同じ歳)
画家として活躍した期間がとても短いのですがシュールで魅力的な絵を描く人だなと思いました。
若い頃にヨーロッパでフレスコ画を見て強い感銘を受けたそうです。
有元さんの絵の中には必ず女性(だと思うのですが男性かもしれません)が描かれていますが顔立ちがフレスコ画の聖人の顔立ちです。
ほぼ無表情なのですが上の写真の「真夜中の室内」のかただけが笑っているように見えました。
そして色使いや構図がとても気に入りましたので帰りにポストカードを買いました。
有元さんはバロック音楽が大好きだったそうで、絵のタイトルも内容も音楽に関連しているものがほとんどです。
ドレミファソラシ、が赤い玉となって絵の中に登場したりします。
わかりやすく、可愛い、閉じられた世界。
38歳、バロック音楽好きという共通点から一方的に好意を抱き、有元さんがリコーダー演奏しているCDまで買いそうになりましたが、試聴してないのにリスキーだと思いとどまり、ポストカードセットだけ購入し美術館を後にしました。
ネットで本を買うのも良いが、わざわざその場に出向いて本物を鑑賞するという行為は千差に値するものであるなぁ、と思いました。

お知らせ!
12月24日クリスマスイブにワークショップをします。
場所はプオルッカさんです。去年もやった革のバブーシュです。
お申し込みはプオルッカさんのホームページよりできます。
よろしくお願いいたします。



2017 12.12 風も強い大山崎、本物の冬がやってきた


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# by ham_chee | 2017-12-12 15:55 | Comments(0)

結婚式のための習作

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私がエスペランサ靴学院を卒業した後、初めて入社した会社の同期の女の子がめでたく結婚することになりました。
彼女は素材のデザイナーをしていました。
私は靴の木型の営業モデリスト(営業兼木型を削る人)でした。
この年に入社した女の子は彼女と私だけで、お互いお酒が大好きなこともあってよく飲みにいったものでした。
彼女はいつも7cm~9cmのハイヒールをはいて業務をこなしておりました。
私は木型のパテで粉まみれなのでいつもつなぎを着ていて男の子のようでしたから彼女の女性らしさに憧れていました。
イケイケな見た目なのですが心がとっても純粋でそのギャップにも私は心を打たれていたものです。
そんな彼女が、そんな彼女が結婚!!
心を込めに込めてああでもないこうでもないと木型に線を描きながら9cmのパンプスを作りました。(9cmの靴を所望されました)
私自身は普段ヒールの靴は履きませんし、提案もしていないのですがヒールの高い靴はペタンコの靴より形が複雑で足のラインを追って美しい陰影ができます。
おのずと靴の履き口ラインも曲線になり、存在感が出てきます。
9cmとなると普段履くものだと私は思っていません。あまりにも無理がある姿勢だからです。
だからといって足を入れるだけのお飾り靴にはしたくなく、パーティーシーンで時々履いてもらえるように考えました。
シンプルなカットライン、中敷の下は高反発スポンジを一面に。足首のストラップで歩行を支えます。
それでも9cmなのだからどこか足が痛くなるに違いありません。
少しでも痛みから遠ざけたい!と言う一心でした。
チャペルでも式でもお色直しでも2時会でもロングドレスなので足元は見えないのですが(笑)、どうか結婚式の1日彼女がいい気分でいられますようにぃ!!


2017 10.10 金木犀の匂いが切ないですね




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# by ham_chee | 2017-10-10 17:00 | Comments(0)

梅干しを

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梅干しを干しました。
ざるがないのでバーベキューの網で代用しました。
数が少ないのでちょうどよかったです。
気になって必要以上にひっくり返すんですけど大丈夫なのか。

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上から撮ったらなんだかプリントの柄に使えそう…(本当に?)
バーベキューの網が面白い見え方ですよね。
本日二日目、表面に白いプツプツが全員に発生しており、「あ〜カビだわ〜ショック!」と思いつつ検索してみると(夫が)どうやら塩であるらしいことがわかり、安堵です。
少ないけどすごく楽しみです❤︎

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子供がおはじきで「かあちゃんの顔」と題してならべてくれました。
本当のかあちゃんもこんなにキラキラになりたい!とか思いつつ子供独特の感性に完敗する大人なのでした。


2017 7.30 え、もう7月終わり?明日で?

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# by ham_chee | 2017-07-30 17:43 | Comments(0)

変化

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なんだか元気が出なかった時、近くに住む友達が畑で取れたホオズキを届けてくれました。
まだ青くって繊維がぷりぷりしていてほそーい糸で宙吊りにしたらかわいかろうと思って、ほそーい糸を通して飾っています。
ドライになりつつあるのですが見ると彼女の心遣いを思い出して心温まります。
小さい頃おじいちゃんが野生のホオズキを笛だったかなんだったか忘れてしまったけど、楽しいものに変えてくれました。笛よりもホオズキの皮の中にある朱色のまーるい実?がつやつやでとっても綺麗でそれを大事に持って帰るのが私の楽しみでした。

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これまたホオズキの彼女からいただきものの梅を何を血迷ったのか梅干しにしようとやってみた結果、なんか白く濁っていますね。
救出策は梅と液体を別々に処理するようです。液体は濾して煮沸、梅は焼酎で消毒後土用干しする予定です。
土曜の丑の日の頃に梅を干すから土用干し…うなぎが食べたい。

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これまたホオズキの彼女から教えてもらったのですが、1週間の献立を決めて、買い物を週に一回にするんだ!というもの。
我が家は自営業夫婦。
家に仕事場を設けているため毎日朝昼晩誰かがご飯を作らねばなりません。
結構しんどい作業ですよネ。
言いたいのはそこではなく買い物の回数を減らしたい!節約したい!という切なる願いからのこの献立決めです。
ひと月ほど続けていますが、良いですよこれ。
別に献立は変えてもいいんです。買い物にいかないのであれば。
納豆ご飯、野菜炒め、カレー、パスタ、そうめん、の繰り返しです(爆笑)

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我が子は保育園の年少さんですが、通っている保育園では本を自由に貸し出してくれます。
毎日違う本を借りては返しています。
昨日はこの「こんとあき」という本でした。
内容は、あきちゃんが生まれた時から一緒にいるこん(生きているぬいぐるみ)がボロボロになってきたので、こんを作ってくれたおばあちゃんのところへ二人で行き、直してもらおう!というもの。
おばあちゃんちは遠くて電車に乗っての二人旅。
とうとうおばあちゃんの住む街に着いた時、こんは野良犬にくわえられ持ち去られ砂の中に埋められてしまいました。あきちゃんが探し出しておばあちゃんのところへ急ぐのですがその途中でこんが息絶えてしまうのです。
子供に読み聞かせながら涙腺が緩み危うく涙が落ちそうでした。
こんはおばあちゃんによって直され、生き返りました。(よかったぁ〜!アブナイアブナイ!)
このように子供の絵本は大人が読んでも面白く毎日私の方が必死になって本を選んでいるのでした。

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手作り研究家のまゆみっちが毎日のように飲んでいるお酒をやめ炭酸水にしました。とアップしており、その炭酸水が私の大好きなウィルキンソンだったので私もそのような写真を撮ってみました。
ウィルキンソンの炭酸は泡が大きくて良い。
明日は胃カメラの日なので今宵はビールを止めて炭酸水にします。


2017 7.28 外でじっと立ってはいられません。

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# by ham_chee | 2017-07-28 16:56 | Comments(0)