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京都を拠点に活動しておられる、美濃羽まゆみさんがこの度「着心地のよい、暮らしの服」という本を出版されました。
普段着の大人用のパターンが紹介してあります。
まゆみさんのお洋服はシンプルながら上質で風通しのよい布を使いながらもがしがし洗濯できるそしておしゃれである、お洋服です。
これを作れるなんて本当ですかい?といつも思います。
私も靴を作っていてお客様に「靴って作れるんですねぇ」と言われたりしますが、身のまわりのものってだいたい作れるものなのですよねぇ。
まゆみさんは手作り研究家でもあって、生きてくうえで必要なものは手で作ってみる、という姿勢の持ち主です。
疑問を持ち続ける。

まゆみさん賛美は尽きないのですが、この本の表紙でまゆみさんが履いている黒い革靴、私が作ったALWAYS COFFEEなんです!ふんふん!
ずいぶん前にオーダーをいただいて大切に履いてくださっていて、そしてこのような場面で使用していただき本当にありがとうございます!
また似合っておられるからうれしい!

私も精進せねばと思う春の一日なのでした。

2018 5.22 さらっとしていますが暑い初夏のような日

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# by ham_chee | 2018-05-22 12:27 | Comments(1)

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大山崎のcinq painさんでワークショップをします。
cinqさんではポップアップショップやバブーシュのワークショップをやらせていただいたことがあります。
今回も忙しいシェフにごりごりとワークショップのお願いをしました。

日時 2018年 5月16日 水曜日 13:30~15:00
定員 6名様
価格 4500円 作業後のワンドリンク付です。
革、金具(ダブルリングはお一人様3つ)、糸は支給致します。針はお貸しいたします。
お持ちいただくもの
①木のハンマー
硬質ゴムや鉄のものでもかまいません。
②ウェス
着古したコットンのTシャツや布きれ、目の細かいなめらかなものがよろしいです。
それを20cm四方ほどお持ちください。

TEMPESTI(テンペスティ)社のELBAMATT(エルバマット)
イタリアはトスカーナ州の老舗のタンナーさんの革です。
フランス原皮です。
お色目‥‥黒色 肌色

CONCERIA800(コンチェリアオットチェント)社のTOSCANO_LISCIO(トスカーノリスシオ)
こちらもイタリアはトスカーナ州のタンナーさんです。
イタリア原皮です。
お色目‥‥深い青緑 からし 赤レンガ 

同社CONCERIA800 VACCHETTA800(バケッタ800)
お色目‥‥コニャック
(上のお写真はコニャックを使用して作っています。)

以上6色の中からお好きなお色目を選んでください。
どちらの革もそのものに迫力がありますので、裏はつけず、単純でありながら美しく、用途を満たしたワンピースパターンで作ります。


工程
ご希望のお色目で革の裁断を私がしてまいります。
革をじっくり見ていただき、裏の床面と側面のコバを丁寧に磨いていただきます。
ステッチのための穴を開け、針と糸でキーケースに仕上げていきます。


cinqさんに革の色見本帳とキーケースのサンプルを置いてますのでご希望の方はcinqさんにてご確認ください。
よろしくお願い致します。

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# by ham_chee | 2018-05-01 12:39 | Comments(0)

竹中大工道具館へ

新神戸駅降りてすぐのところに、竹中大工道具館があります。
1984年に竹中工務店により神戸市中山手に建てられましたが、2014年に新神戸へ移転したそうです。
今回訪れたのは「木の国フィンランドの伝統と革新」という企画展を見に行くためでした。
2月18日まで開催されております。
1階が企画展示会場で地下1階2階が大工道具館になっています。
はじめに大工道具館の方に行きました。

鼻血が、出るかと思いました。
この竹中大工道具館、入り口の佇まいからは想像を絶する地下2階の広さ、大工道具の数々、茶室、木工室まで!
自分の目の中には今星がキラキラしているように娘には見えたはず!と想像するくらい、日々仕事の道具としてハンマーや包丁を使う私にはそれはそれは魅力的な場所でした。

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刃を研ぐのが上手いです!
まずはそこばかり見てましたが、次第に刃物のかたち、柄の形、全体のフォルムの美しさに心を奪われていったのです。
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「美しく作ったろ!」とかいう思惑が微塵も感じられない、純粋な道具は美しく感じます。
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鉋(かんな)の刃の部分です。
刃の形ですら惹かれます。

日本の大工道具の他にフランス、ドイツ、中国などの道具も展示してあります。
ですがやはり極めて美しいのは日本の道具です。
そぎ落とす、練る、と行った日本人の性格がそうさせるのでありましょうか。
私が生粋の日本人であり、生まれた時から日本の文化、風景の中で育ったため染み付いた至上主義的なものなのか。

道具の他には茶室の構造復元(原寸大)や細工なども展示してあります。
茶室は建築士である夫が心から感動しており、なかなかそこから動きませんでした。
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組子、3Dプリンターがない時代、これを手で…。
何を思いながら彫ってゆくのか思いを馳せます。

大工さんの心得で「五意達者にして昼夜怠らず」というのがあったそうです。
展示の中でキャプションに書いてあったものをそのまま書きますと、
「五意」とは「式尺のすみ金」「算合」「手仕事」「絵様」「彫物」でそのすべてに熟達していることが大工の理想とされた、そうです。
1式尺のすみ金:寸法の比例を熟知し、曲尺を駆使して複雑な納まりを図解できること。
2算合:工費や材料の積算ができること。
3手仕事:頭だけでなく手も自在に使えなければならない。
4絵様:建築彫刻の下絵を描けること。
5彫物:自ら彫刻もできること。

え?神?というくらいなんでもできる人にならねばならなかった昔は大変です。
しかしいろんなことができると視野も人脈も広がりを見せますし、これは現代の人にも(大工さんだけではなくあらゆる職種)当てはまる心得ではないかと思います。

竹中工務店さん、大学の時の構造力学の先生が竹中工務店の方でした。構造力学…さっぱりわかりませんでした、すみません!
館内は隅々までデザインされておりとても心地の良い空間になっています。
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フロア表示のフォントや大きさ、トイレ表示なども計算されております。
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道具館とは別館で休憩室というところがあったり(そこの椅子が衝撃の軽さです)、手入れされたお庭があったり、また暖かくなったら来ようと思うのでした。

本題のフィンランドの展示を見る頃には燃え尽きており、写真もないという結果になりました。
次の企画展はジブリらしいですよ!子供さんとぜひ、ですね!

2018 2.16 今朝の空が美しかった!もうすぐ春がくる!

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# by ham_chee | 2018-02-16 16:46 | Comments(0)

有元利夫展

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寒くなってきました、師走です。
8日金曜日の午後、夫は仕事で外出、子供は保育園、今しかない、大山崎山荘美術館へ有元利夫さんの作品を見にいくのだ!と思い立ち行ってきました。
引っ越した新しいお家から歩いて5分、なんて贅沢な地に引っ越してきたのかと冬の空を仰ぎました。
紅葉が本当に美しく、手入れされている方に少しの感謝などしながら美術館の古い玄関ドアを開けました。

有元利夫さん、1946年岡山県生まれの東京育ち、東京芸術大学卒業後電通に入社します。
仕事をしながら絵を描く毎日だったそうです。
34歳の時に安井賞をもらい、38歳という若さで亡くなりました。(今の私と同じ歳)
画家として活躍した期間がとても短いのですがシュールで魅力的な絵を描く人だなと思いました。
若い頃にヨーロッパでフレスコ画を見て強い感銘を受けたそうです。
有元さんの絵の中には必ず女性(だと思うのですが男性かもしれません)が描かれていますが顔立ちがフレスコ画の聖人の顔立ちです。
ほぼ無表情なのですが上の写真の「真夜中の室内」のかただけが笑っているように見えました。
そして色使いや構図がとても気に入りましたので帰りにポストカードを買いました。
有元さんはバロック音楽が大好きだったそうで、絵のタイトルも内容も音楽に関連しているものがほとんどです。
ドレミファソラシ、が赤い玉となって絵の中に登場したりします。
わかりやすく、可愛い、閉じられた世界。
38歳、バロック音楽好きという共通点から一方的に好意を抱き、有元さんがリコーダー演奏しているCDまで買いそうになりましたが、試聴してないのにリスキーだと思いとどまり、ポストカードセットだけ購入し美術館を後にしました。
ネットで本を買うのも良いが、わざわざその場に出向いて本物を鑑賞するという行為は千差に値するものであるなぁ、と思いました。

お知らせ!
12月24日クリスマスイブにワークショップをします。
場所はプオルッカさんです。去年もやった革のバブーシュです。
お申し込みはプオルッカさんのホームページよりできます。
よろしくお願いいたします。



2017 12.12 風も強い大山崎、本物の冬がやってきた


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# by ham_chee | 2017-12-12 15:55 | Comments(0)

結婚式のための習作

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私がエスペランサ靴学院を卒業した後、初めて入社した会社の同期の女の子がめでたく結婚することになりました。
彼女は素材のデザイナーをしていました。
私は靴の木型の営業モデリスト(営業兼木型を削る人)でした。
この年に入社した女の子は彼女と私だけで、お互いお酒が大好きなこともあってよく飲みにいったものでした。
彼女はいつも7cm~9cmのハイヒールをはいて業務をこなしておりました。
私は木型のパテで粉まみれなのでいつもつなぎを着ていて男の子のようでしたから彼女の女性らしさに憧れていました。
イケイケな見た目なのですが心がとっても純粋でそのギャップにも私は心を打たれていたものです。
そんな彼女が、そんな彼女が結婚!!
心を込めに込めてああでもないこうでもないと木型に線を描きながら9cmのパンプスを作りました。(9cmの靴を所望されました)
私自身は普段ヒールの靴は履きませんし、提案もしていないのですがヒールの高い靴はペタンコの靴より形が複雑で足のラインを追って美しい陰影ができます。
おのずと靴の履き口ラインも曲線になり、存在感が出てきます。
9cmとなると普段履くものだと私は思っていません。あまりにも無理がある姿勢だからです。
だからといって足を入れるだけのお飾り靴にはしたくなく、パーティーシーンで時々履いてもらえるように考えました。
シンプルなカットライン、中敷の下は高反発スポンジを一面に。足首のストラップで歩行を支えます。
それでも9cmなのだからどこか足が痛くなるに違いありません。
少しでも痛みから遠ざけたい!と言う一心でした。
チャペルでも式でもお色直しでも2時会でもロングドレスなので足元は見えないのですが(笑)、どうか結婚式の1日彼女がいい気分でいられますようにぃ!!


2017 10.10 金木犀の匂いが切ないですね




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# by ham_chee | 2017-10-10 17:00 | Comments(0)